蕃山町教会コンサートを振り返って

先週末、2017年1月22日(日)に開催いたしました「蕃山町教会コンサート」は大盛況で終えることが出来ました！
お陰様で、今までで一番入場者数が多かったそうです。
お越しくださいました皆さま、ありがとうございました♪

前回、こちらの教会で演奏させていただいた際、教会の方々はバロック音楽がお好きな方が多いことがわかったので、バロック音楽を中心にプログラムを組みました。バロック音楽ってちょっと堅苦しいとか敷居が高いイメージもあるかと思うのですが、私は最近、その面白さに惹かれています。

本格的にバロックに取り組むにはチェンバロや通奏低音の伴奏とご一緒するべきですし、まだまだ勉強しないといけないことはたくさんありますが、まずは独奏曲でやれることから取り組んでみたいなぁと思っているので、こんな風にバロック Welcome！な機会をいただけたことに感謝です。

大好きなテレマンのファンタジー、そしてマラン・マレのフォリャは、フルートソロで吹かせていただきました。
豊かな音楽に聴き惚れました、と感想をいただけて、本当に嬉しかったです。

そして、レオ=レオニの絵本「フレデリック」の朗読とのコラボでは、アイリッシュフルートとホイッスルを吹かせていただきました。
アイリッシュフルートの柔らかな、あたたかい響きが、フレデリックの世界を上手く彩ってくれると思ったからです。
また、ホイッスルの可愛らしい音がネズミの表現にピッタリだと思いまして(笑)

初めて目にするアイリッシュフルートやホイッスルに興味を持ってくださった方もたくさんいらっしゃって、「アイリッシュフルートの、木の響きがいいですねぇ」とか、「あのネズミ役の笛、良かったです」と終演後、感想をいただけました。
色んな笛の音を楽しんでいただけたようで、この選択は間違ってなかったと思いました！

また教会のパイプオルガンで伴奏をしていただくという贅沢…

教会員の方にはお馴染みのパイプオルガンですが、一般の人にはなかなか聴く機会がありません。
私もパイプオルガンと演れる機会は貴重なので、楽しくやらせていただきました。

最後は讃美歌を、私のフルートで先導させていただき、皆さんで歌いました。
今回は教会員ではない、一般の方々もたくさんお越しくださっていたようなので、初めての体験をされた方も多かったことと思います。
今回のコンサートは開始もお祈りから始まりました。
キリスト教、プロテスタント、そしてそれぞれの教会にそれぞれのしきたりがあります。
私自身はキリスト教徒ではないので、正直解らないこともあります。
けれど、ほんの少しですがそれらを体験し、こんな世界があるんだな、こんな考えの人がいるんだな、こんな信仰のもとで生きている人がいるんだな、ということを体感することも大事だと思いました。

そして個人的には、宗教を越えた部分で繋がるモノを信じたいと思っています。
生き様の根底には必ず思想があります。
でもその思想の真ん中に、常に愛を持っていたいと思います。

終演後、たくさんの笑顔が見れて、嬉しい一日でした。
ありがとうございました♪

宮尾紀子