首里城と琉球伝統文化~倉敷で紡ぐ芭蕉布~


宇野ゆう子と仲間たち

コロナ禍で何度も翻弄されたコンサート(無観客でDVD撮影にしたり、延期したり…でしたが)、ようやくライヴとして実現しそうです。「宇野ゆう子と仲間たち 首里城と琉球伝統文化~倉敷で紡ぐ芭蕉布~」を開催いたします。

イベント概要

  • 日時:2022年5月21日(土) 開演14:30 開場13:00(ホール開場13:30)
  • 会場:倉敷市芸文館(MAP
  • 入場料:大人3500円/中・高校生 2000円/親子ペア 5000円/小学生以下 無料

1部は、「首里城と芭蕉布では沖縄の曲」…ちょうど沖縄本土復帰から50年という節目の年(朝ドラも沖縄のお話ですね)にふさわしく、沖縄にまつわる曲を中心にしたプログラム♪沖縄ならではの衣装もステキですよ!

2部は、「街角のシャンソン」…どこかで聴いたことがあるシャンソンの曲や、宇野ゆう子先生のステージです。宇野ゆう子先生のパフォーマンスは演技力と言いますか、歌を超えた語りが圧巻…歌詞の中に引き込まれます‼ 小柄なお身体なのにほとばしるエネルギーに釘付け!また、主催のAYUMIさんによるオリジナル曲もあります。心に沁みる曲ばかり…歌の力って、改めて凄い!!
そんな感動の渦に包まれながら、私はバックバンドの一員としてフルートを吹かせていただきます。

【特別展示】平良敏子 倉敷で紡ぐ芭蕉布

平良敏子さんは、第二次世界大戦真っ只中、総勢百十名ほどの沖縄女子挺身隊の一員として、倉敷の万寿航空製作所に入所。社長の大原総一郎氏は、特に沖縄女子挺身隊達を親身になってお世話されました。終戦になり、平良敏子さんら喜如嘉出身者四名は、特別の配慮を受け大原氏経営の倉敷紡績北方工場に入り、外村吉之助氏(元倉敷民藝館館長)について、織の基本を学ばせてもらいました。そして組織織りや藍染めの扱いなど、さまざまな知識と共に平良さんは帰沖しました。
帰る倉敷駅で、大原総一郎、外村吉之助両氏より「沖縄の織物を守り育ててほしい」と激励された言葉を忘れなかった平良敏子さんは、戦争未亡人に声をかけ、芭蕉布を折り続ける決心をしたのです。それから更なる時を経て、沖縄の芭蕉布は「着る薬・癒しの布」として、その価値を理解する人々が日本国内のみならず海外に増えています。平良敏子さんは平成12年重要無形文化財個人指定(人間国宝)・対象10年2月14日生100歳。(沖縄・大宜味村のサイトでご紹介
チラシに掲載されている芭蕉布は平良敏子さんの織物だそうです。当日会場で展示されるそうですので、ぜひ間近でご覧になってください。

宇野ゆうこさん(プロフィール

お魚くわえたドラ猫…で始まるサザエさんの主題歌を歌っている、宇野ゆう子の本業はシャンソン歌手である。テーマソングの歌声とは全く違うハスキーヴォイスの歌唱は聞き手の心を癒しながら、詩の世界へと心象風景を描きながら導く。ユーロミュージックを中心に多くの国々の歌を、美しくきれいな日本語で歌い、日本の童謡、オリジナル曲と幅広いレパートリーを持つ。都会の乾いた孤独感や揺れる女心、子供の心情まで表現する「宇野ゆう子」の歌は、聴く人の心を捉えて離さない。子供から老人まで幅広いファンに支持される。

田渕愛子さん(プロフィール

岡山県に生まれる。沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科修了。琉球古典芸能コンクール歌三線の部最高賞受賞。琉球古典音楽安富流歌三線を照喜名朝一(人間国宝)に師事。安富祖流の女性演奏家として初めての独演会を2006年に岡山後楽園能舞台、2019年に国立劇場おきなわにて開催。自身の沖縄での経験やわかりやすい解説を添えた演奏にも定評がある。琉球古典音楽安富祖流絃聲会師範。琉球古典芸能コンクール審査員。

主催のAYUMIさんはこのコンサートで歌手活動を引退なさるのですが、なんと作家としてデビューなさることとなりました。執筆されたエッセイや詩集(9月頃に販売予定だそうです)は、オリジナル曲とコラボ…心に響く言葉たちが、音楽の中で舞う…そんな音楽に関わらせていただき、レコーディングや動画撮影の経験をさせていただいたことは、私の人生の大きな宝物となりました。
感謝の想いを込めて、奏でたいと思います。

コンサートのチケットは、絶賛発売中!来場をご希望の方は、ご連絡ください。
ご来場、お待ちしております。


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