「日曜お昼のロビーコンサート」のご案内
玉島市民交流センター
「日曜お昼のロビーコンサート」
日時:2024年3月3日(日) 12:30~13:00
場所:玉島市民交流センター 美術展示室前ロビー(MAP)
入場無料
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コンサートについて
玉島玉島市民交流センターでは、毎月第一日曜日にロビーコンサートが開催されています。来る3月3日、こちらに出演させていただきます。
アイリッシュ・ハープで伴奏いただき、笛たち(フラウト・トラヴェルソ、リコーダー、アイリッシュ・フルート、モダンフルート)を演奏します。
フルートのご先祖様、フラウト・トラヴェルソは、木製でキーが一つだけ付いています。バロック時代、フルートと言えば現在のリコーダーのことでしたが、フラウト・トラヴェルソ(横向きのフルートという意味)はルイ14世の王宮ヴェルサイユで大人気となり、ヨーロッパ全土に広まっていきます。
その後19世紀中ごろには現在のようにキーがたくさん付いた楽器となりました。木製から金属製となり、音量も大きいフルートが主流になっていくと、時代遅れとなったトラヴェルソは、イングランドの蚤の市などで安く売られるようになりました。そんなフルートがアイルランドに流れていき、アイルランドの伝統音楽ではさらにシンプルな(キーが全く付いていない)楽器が用いられるようになります。
アイリッシュ・ハープは、アイルランドで長い歴史があり、現存する最古のアイリッシュ・ハープは14世紀のものと言われています。16~17世紀にかけては、イングランドの貴族の間でももてはやされていたそうです。皆さんお馴染みのグランド・ハープより小型で、グランド・ハープは足のペダルで半音を上げたり下げたりしますが、アイリッシュ・ハープはレバーで操作します。
フラウト・トラヴェルソの柔らかな、優しい音色、リコーダーの素朴でまろやかな音色、モダンフルートのきらびやかな音色、アイリッシュ・フルートの力強いけれどぬくもりのある音色…それぞれの違いをお楽しみください。
春らしい、明るい陽射しを感じる曲、生命のエネルギーを感じる曲などを、藤林千奈さんのアイリッシュ・ハープと共に奏でます。
また桃の節句にちなんで、女性をテーマにした曲を千奈さんがハープソロで弾いてくださいます。
3月3日の午後、笛たちとハープによる癒しの時間をお過ごしください。