ピアノとの出会い

両親の思いが詰まった人生最高のプレゼント!

幼い頃から、おもちゃのピアノで遊ぶのが好きで、物ごごろついた頃には遊び道具でした。
きっと音楽自体が好きだったのだと思いますが、触るところによって違う音が出る…可能性が無限なだけに、時間をいくら費やしても面白かったのだと思います。

私達の子供の頃は、女の子はたいていピアノや電子オルガン(エレクトーンなど)を習っていました。
我が家はあまり裕福ではなかったので、ピアノは買ってもらえないだろうな…なんとなく諦めていて、おもちゃのピアノで遊んでいました。
また、ピアノやエレクトーンを持っている友達の家に遊びに行っては、弾く様を眺めたり、オルガンのある親戚の家に行った時は「もう帰るよ!」というギリギリまで弾かせてもらったり…。

そんな小学一年生の誕生日、家の前に大きなトラックがとまったかと思うと、男の人が2人でピアノを持ち、我が家に運び入れてくるではないですか!
本当にビックリして何が起こったのか理解するのに時間がかかりました。
両親が私のために、ピアノを買ってくれたのです?!
あのプレゼントは、人生で最も忘れられない誕生日プレゼント…本当に嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

母はピアノに憧れていたけど習えなかった、父はレコードを聴くのが趣味でしたが、楽器の演奏はしていない人でした。
私が毎日のようにおもちゃのピアノを弾いている様を見て「人生の中で、苦しいときや悲しい時がたくさんあるだろうけど、音楽はきっと助けてくれるだろうから」と、母が父を説得して購入してくれたそうです。

事実、私は子供の頃ほとんど毎日頭痛を感じていましたが、ピアノを弾く時はその頭痛を忘れていました。
「さっきまで頭が痛いと言ってたのに…」と母によく言われましたが、何故だか本当に弾いてる時は音楽に没頭することができました。
夢中になれるモノとは、そういうものなのでしょうね。

父との思いで♪

ピアノが家に来てすぐ、父が教えてくれた曲があります。
(もちろんメロディーのみの片手奏ですが…笑)

フォスターの「ロング・ロング・アゴー」「おおスザンナ」の2曲。
初めて聴くメロディーで、父もタイトルは知らないと言いました。

何故、父がその曲を知っていて弾いてくれたのかは謎なのですが(笑)
父の、たどたどしい演奏で曲を覚えました。
晴れてピアノを習い始め、教則本の中にその曲を見つけた時!
タイトルを知り、フォスターという人が作曲したことを知り、どんな運指で弾くと弾きやすいかを学び、両手で弾けるようになった時‼︎

一つ一つに喜びがありました。

将来の夢は音楽家!

夕方には何処からともなく、近所からピアノの練習の音が聴こえていた時代…
「素敵な曲だなぁ。いつか弾けるようになりたいなぁ」
発表会には出ると、年上の子達が弾く曲に「今度はあの曲を弾きたい!」などと、憧れを抱いたものでした。

かくして、ピアノに明け暮れた小学生時代を送りました。
将来の夢は、音楽家!
…漠然と、そんな夢を抱いていました。

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